2025年度 修士論文発表会
2026年2月12,13日に修士論文の発表会が開催されました。当研究室からは,UさんとAさんが発表しました。2人とも修士の2年間に加え,4年次生や研究生のときから実施してきた研究テーマで,思い入れもひとしおだったでしょう。15分と限られた時間でしたが,ちょっぴり緊張しつつ,頑張って発表してました。ひとまず修士課程はこれで修了です。あとは論文をしっかり仕上げて卒業してくれればと思います。

25年度の牧場実習も終了しました
今年は例年になく暑い中の実習で,受講生たちの体調を気にしながらの実習となりましたが,無事脱落者も出ず,終了いたしました。学生の皆さんは本当にお疲れさまでした。夏場は飼料作物の収穫の大事な時期で,飼料管理の観点からも重要な実習ではありますが,猛暑の中の実習については,今後学習効果の点からも再考する必要があると感じました。何より,教える側の教職員も体力の消耗も大きいので・・。
第133回日本畜産学会・2025年度動物の行動と管理学会
しばらく更新が滞っていて,久しぶりの更新です。9月13から14日まで岐阜大学で第133回の日本畜産学会,9月17から18日までは青森県男女共同参画プラザ カダールにおいて2025年度動物の行動と管理学会が開催されました。当研究室からは畜産学会にM1の蕪木くん(写真撮影不可だったため写真無し),動物の行動と管理学会にM2の宇根さんと吉田さんが参加し,発表を行いました。それぞれなかなか良い発表だったと思います。今年度も後半に向けてどんな成果が出るのか,引き続き楽しみにしています。

2024年度 学会発表週間
7月後半から9月後半までは,学会等で不在にすることが多かったため,久しぶりの更新です。9月11~13日は東海大学農学部にて,動物の行動と管理学会が開催され,当研究室からはUさんとK君が,それぞれ展示動物のVisitor effectの研究,GnRH製剤によるキリンの繁殖抑制に関する研究について発表を行いました。二人とも初めての学会発表で緊張していたようですが,手ごたえはどうだったでしょうか?また,9月17~19日は京都大学農学部にて第132回の日本畜産学会が開催され,こちらもI君とAさんの2名が,ウシの避暑行動や尾振り行動に関する発表を行いました。鋭い質問になかなかうまく回答できなかったところもあったかもしれませんが,勉強になったのではないでしょうか。さて,10月に入り,本年度の研究も後半戦に入ってきています。学会に参加して勉強してきたことを生かして,今後の取りまとめにあたっていただければと思います。
中山さんの学位論文審査終了
事後報告になりますが,当研究室の中山さんの学位論文審査会が6月27日に茨城大学農学部附属国際フィールド農学センターで開催されました。審査会まで研究開始から数えると十数年かかりましたが,当研究室初の博士です。あきらめずに頑張った甲斐がありましたね。本日開催された連合農学研究科の教授会でも無事承認され,はれて博士の学位取得になります。研究者としては,あらためてここからが出発となりますが,ひと段落ということで,おめでとうございました!!

オープンキャンパス来学ありがとうございました!
本年度のオープンキャンパスも盛況に終了しました。暑い中,しかもメインキャンパスから離れているにもかかわらず沢山の方々に来学いただきました!この中から,どれくらいうちに来てくれるかなぁ?。

阿見オリエンテーション
恒例の1年生のオリエンテーションがあり,今年も出張ラボ開設しました。みんな自分の研究課題について説明できたかな?。

農学実習はじまってます!
今年も農学実習始まってます。技術職員さんと研究室の学生総出で,体重測定,ロープワーク,敷料管理など2週連続での畜産関連の実習です。連日の高温の中,8コマ無事終了。お疲れさまでした。

卒業式
今年も無事卒業生を送り出すことができました。おめでとう!

2024卒業論文研究発表会
修士論文発表会に続いて、一昨日から3日間かけて卒業論文発表会も開催されました。さすがに大人数ということでオンラインでの開催となりましたが、何とか無事発表できたようでホッとしました。指摘事項の修正やデータの整理など、最終的な論文提出までまだ時間がありますので気を抜かずに・・・とはいいつつも、今日はひとまずお疲れさまでした!

2024修士論文研究発表会
修士論文発表会が今日から始まりました。ここまで長かった人、短かった人、いろいろいましたが、なんとか今日までこぎつけ、無事発表も終えました。ひとまずお疲れさま。まだ、最後の論文作成、納本作業が残っていますので、もうひと踏ん張りだ!

遠征集中講義
12月の15,16日の2日間,宇都宮大学にて「展示動物学」の集中講義を実施してきました。この講義は3~4年生対応の1単位隔年開講講義でしたが,当日はご招待いただいたF先生やA先生のラボに所属する大学院生も含め50名近くの学生にお話を聞いていただきました。今回はアシスタントとして連れて行った博士課程の学生2名とともに貴重な講義の機会を提供いただき,ありがとうございました!

文科省教育通信にインタビュー記事が掲載されました!
広報室の山崎さんの連載記事ですが,大学広報として教職員へのインタビューを行う際の思考の整理・記事の構築例として,先日取材いただいた内容が,文科省の教育通信という雑誌に掲載されました。有料記事のためご興味のある方は図書館等でご覧ください!w

ニシヘヒガシヘ
学生さんたちの研究テーマもほぼ確定し,さっそく研究に当たっての事前準備,打ち合わせ,視察,予備調査のため東奔西走しています。大学院生たちは慣れたもので,自分で現場との打ち合わせをサクサク進めています。研究に初めて取り組む4年生たちには,まずは手取り足取り調査法の説明から。天気も良いし(良すぎるか?),これから始まると思うとワクワクしますね。今年はコロナ規制も緩和されつつありますので,ここ数年たまった鬱憤を研究で晴らしていければと思っています!

中間報告会を開催しました
修士課程の学生は毎年4月から5月にかけて,研究の進捗状況確認のため中間報告会を開催します。今日は修士課程2年目のM君の中間報告会でした。昨年から始めた新たな研究課題で,なかなか当初描いていたような結果が出ずに苦労しましたが,一方で狙いとは異なりますが,キラリと光る新発見の糸口になりそうな知見も得られました。今年はちょっと軌道修正して,そちらの方面を開拓しますか。報告会では副指導の先生方にも言いたい放題,楽しみながら意見交換していただけました。さてさて取りまとめとなる本年度はどうなるでしょうか?

調査打ち合わせ開始
新年度から実施する新たな課題についての研究打ち合わせに,先週,今週と牧場や動物園に伺ってきました。毎度のことながら我が研究室の院生は他大学からの進学者が多く,この時期まだテーマが絞り切れてない学生もいますが,何かヒントになる気づきはあったかな?併せて,スタッフの皆さんとも,久しぶりに個別の課題に関する相談をすることができました。今年こそは私が主体的にもっと頻繁に現場入りします!(毎年言っている気もするが・・・。) 今年度もまた始めますよ!

オープンキャンパス2022
こちらも,久しぶりの更新です。先月23日にオープンキャンパスが開催されました。3年ぶりの対面開催ということでしたが,生憎教員が模擬授業で不在・・・。ラボ公開をどうしようかと考えていましたが,学生たちが一生懸命準備してくれ,無事実施できました。当日は強烈な暑さで,ただでさえメインキャンパスから離れた付属施設だから,あまり人が来ないんじゃないか・・と心配しておりましたが,コロナ前と同じくらいお客さんに来ていただき,準備してくれた学生たちも一安心。研究のこと,大学生活のこと,就職のことなど,来学者の矢継ぎ早の質問に一生懸命説明していました。やっぱり直接見てもらい,お話しできるというのはいいですね。また,せっかく遠いところ来てくれるのだからと,今年は絵の上手な学生さんに,オリジナルデザインや写真のしおりを作ってもらい,来訪者へのお土産を作ったり,ラボの研究案内パンフを作ったりと新たな取り組みも実施しました。さてさて,来ていただけた方の中からどれくらいうちに興味を持っていただけたでしょうかね。

久しぶりの対面オリエンテーション!
今年度は久しぶりに対面での1年生オリエンテーションが実施できました。農学部本キャンパスから離れている農場の我がラボは,毎度の出張ラボ。学生さんがそれぞれの研究テーマについて一生懸命解説してくれたおかげか,例年になく大盛況で終えることができました!

2022ユニフォーム完成!
毎度のことながら,学生たち,楽しんで作ってます!今年は水色とダークグリーン。こちらを着ながらいろいろな場所をうろうろしていると思いますが,調査中ですので通報しないでください!!

学生実習開始!
コロナ規制も緩和されたことで,今週新2年生を対象とした対面での初めての実習が始まりました。初回は畜産部門の担当ということで,2日間で総勢160名ちかくの学生を対象に,家畜の取り扱い法と畜舎管理の実習になります。今年は,新しく入ったばかりの技術職員さんと配属されたばかりの学生たちがアシスタントということもあって,若干不安でもありましたが,しっかり準備してもらい,怪我なく無事実施することができました。当初の天気予報は雨ということで,ちゃんと実施できるのかと不安もありましたが,実習時は快晴。幸先がいいスタートを切れた気がします!

Animal Behaviour and Management誌に卒業生の論文が採択されました2
先日,ABM誌の1号に採択・掲載された旨のご報告をいたしましたが,同時に投稿していた論文についても,先日無事採択された旨の連絡がありました。論文名は「カウブラシの利用制限による牛群への影響と欲求度の評価」で,ちょうど10年前くらいの卒業生の研究論文です。カウブラシ研究がまだ少なかったころに実施した研究でしたが,もう少しはっきりとした効果を得てから公表したほうがよいのではと考えて,出さずにいた課題です。ただ,関連研究に関するいろいろな知見が国内外で公表されていく中で,公表せずに埋もれさせるのでは,研究に取り組んでくれた学生に申し訳ないと思い,机に張り付くことの多かったコロナ禍の合間を縫って論文化しました。ほぼ卒論をベースにしたということで,原著論文としてはやや不十分な部分もありましたが,足りない部分について審査員の先生にも有意義なご指摘をいただけ,引用文献など新しい情報を少し追加したことで無事採択いただくことができました。本論文の掲載号はABM誌2号になります。

Animal Behaviour and Management誌に卒業生の論文が掲載されました。
動物の行動と管理学会の学術誌,Animal Behaviour and Managementの最新号に,当研究室の卒業生の研究論文が2本掲載されました。1本目は,大学院に所属していた籾田君の研究論文「極低用量のリポ多糖(LPS)投与による休息行動様態の変化」で,農研機構との共同研究課題です。2本目は,少し前の学部生の福重さんの研究論文「カウブラシに対する嗜好性を利用した運動場の利用状況の改善可能性」です。どちらもJstageのサイトから閲覧可能ですので,ご興味のある方は以下のリンクからぜひ!
動物の行動と管理学会誌 (jst.go.jp)

松田君が優秀発表賞受賞しました!
9月に開催されました動物の行動と管理学会で,当研究室の松田朋丸君が優秀発表賞を受賞し,先日その表彰状が届きました。同賞は毎年の学会において研究発表を行う学生の中から選出されます。コロナ禍もあり,今年度は2年ぶりの学会開催とあって,発表者も多かったようですが,そのうちの1人に選ばれました。当研究室では同賞の受賞者は3人目になります。選んでいただいた方々にも感謝しつつ,これからも研究に励んでくれればと思います。当研究室では同賞の受賞者は3人目になります。選んでいただいた方々にも感謝しつつ,これからも研究に励んでくれればと思います。

博士課程の松田君の投稿論文がJAZAの動物園水族館雑誌に受理されました。
発行は未定ですが,無事受理されました。関係者の方々お世話になりました。

本年度の研究課題が決まりました!
年度当初から新型コロナの感染拡大等,諸々の事情により,学生たちも研究の準備をなかなか進められない状況でしたが,どうやら,やっと形ができつつあるようです。これから梅雨が明けたらもう夏本番。我々の研究室にとってはデータの書入れ時に突入です。まだ不安な状況は続きますが,細心の注意を払いつつ,少しでも研究活動に取り組めるよう心がけていければと思います。各課題の詳細は以下のリンクからご覧いただけます。

2020年度卒論発表会終了!
コロナのため,オンライン開催となりましたが,本年度の卒論発表会も無事終了しました! 発表終了後は,研究室で準備してくれていた博士課程のMくん特製のユズビネガーで乾杯!このご時世なので1杯だけで終了!)何とかみんな卒業できそうで良かった!

博士課程の中山さんの投稿論文がJAZAの動物園水族館雑誌に受理されました。
掲載日は未定ですが,発行されたらご覧ください。関係者の方々お世話になりました。

農場の学生たち
女子学生にひかれて,子牛は体重測定場に向かいます。

地道な作業
動物園や牧場を飛び回るだけでなく,このような地道な作業も研究には必要なのです。それによって見えなかったものが見えるようになり,新たな発見につながるのです。

立ち合い出産
農場のラボですから,こういう機会も結構あります。そして名付け親になるのです。

出張ラボ
例年,1年生のオリエンテーションのために出張ラボを実施しております。今年はコロナの影響で,秋まで開催がずれ込みましたが,無事開催することができました。昨年同様,研究の中間報告もかねて,各学生に自身の研究についての説明ポスターを作成してもらって,それを紹介してもらったり,実際に調査で使用している機材をみてもらったり。1年生はどんな印象持ってくれたでしょうか?今回の研究紹介をきっかけに我々の研究に興味をもってくれるといいなと思います。

過酷⁉和牛密着24時
少し前の内容になりますが,学生の調査も本格化しています。7月から9月にかけては,農場の放牧地+牛舎での24時間調査も実施しました。今年度,牛の蹄の伸長に関して研究をしている学生の調査で,各牛の運動負荷を明らかにするためです。例年になく暑さが厳しく,数十分牛を見ているだけで,汗がしたたり落ちてくるなか,牛舎脇に避難用ベースキャンプを何カ所か設けつつ,研究室の学生みんなで交代しながらの実施です。調査の合間に,何気ない話に花を咲かせたり,夜中寝ている牛を横目にペルセウス座流星群をみんなで見たり,コロナ禍の中ではありますが,長時間調査ならではの醍醐味を味わいながら,無事乗り切りました。

対面実習開始!
昨日から,牧場実習が始まりました。 今年度に入って初めての対面授業ということで,新型コロナ対策を意識しつつ,少し緊張しながらの開始となりました。実習期間は,連日36℃を超える中での作業となり,牛にも人にもなかなか厳しい出発となった一方で,久しぶりに友人と一緒に実習活動ができ,学生たちは楽しそうな表情も(きつそうな表情もw)見せていました。やはり仲間と一緒に学ぶというのは大事ですね。暑い中,大変だったと思いますが,いい体験として記憶に残ってくれるでしょう。猛暑の前の長雨の影響か,コーンの生育が悪く,収量も激減したため,収穫貯蔵作業が少なくなりましたが,その分の予定を変更し,牛舎のミスト設備の設置なども行うことができました。稼働後は牛舎内温度が2~3度下がり,だいぶ作業しやすくなりました。ひとまず今日で前半戦は終了。後半戦は9月末になります。各自十分な休息をとり,また9月に元気に集まってきてくれることを楽しみにしています!それまで暑さが和らいでくれるとよいですが・・。

研究近景
ラボワークも少しずつ本格化してきてます。動物園に設置するためにサンプリング用資材を自分で作ったり、動物体の計測のために撮影板を塗装したり、実際に調査地での機材の撮影状況や設置状況を確認したり。ボクたちの研究室は生身の動物相手の研究を行っていますから、実際の動物と接する機会が増えて、大変だけど楽しそうです。さあ、梅雨が開けたら本番!みんな準備に大忙しです!

コロナの時代とともに
新型コロナウィルスの流行で、年度初めから本学でも通勤・通学がままならない状況でしたが、県内での状況も落ち着きついてきたことから、少しづつですが研究活動を再開しつつあります。そこで今週は、通学許可が出た学生たちとともに、研究の準備作業を行いました。まだまだ予断を許さない状況ではありますし、通学できていない学生もおりますが、日頃の行動に注意しつつ、今年も新たな研究を進めて行ければと思っています。

学生机の配分・再配置を行いました
卒論や修論の発表も一段落つき、この時期は別れとともに新しい学生の研究シーズンに向けての準備が始まります。当センターは、ボクが赴任した十数年前には、学生が数名しかいない附属施設でしたが、今や留学生を含めて40名近い学生・院生たちが在籍する大研究施設になりました。学生たちが日夜ディスカッションができる環境になってきたのは、非常に喜ばしいことですが、それにともなう部屋の増築などはないため、だんだん手狭になってきました。そこで今回、新学期に向けて、机の配分、再配置が行われました。センターでの学生室の再配置については、実は、一昨年に一度実施しています。それまでは、4つのラボで一つの学生室を共用していたのですが、いよいよ無理だろということになって、センター内にあった研修室をあけ、2つの学生室を設置して対応していました。ところが今回、3年前に学部改組により学生定員が増えた影響もあってか、配属された学生数が増え、我々と農業機械のラボで共用していた学生室が、このままでは学生が入れない状態になるかもということなり、助教のM先生が作ってくれた渾身の配置図を元に配置換えを行いました。しかし、実際動かしてみると、でるわでるわゴミの山。十年以上前の就職マニュアル、2度と張り出されることのないポスターの残骸、今は使えないソフトウェアのCD、誰も知らないタネや土のサンプル、あげく絨毯にこびりついた謎の黄色い固形物…。こんなのが、突っ込んであったのでは入れなくなるはずだよなぁ。すべて搬出し、掃除機がけや雑巾がけを行って、やっと学生が入れる環境になりました(実際は、農業機械のラボの博士学生にはM先生の別部屋に移動いただいたりもしましたが)。なかなかおお仕事でしたが、半日で終わってよかった。すでに卒論の研究などが始まっている学生さんもいますが、やっと入れるようになりましたので、新しくもらえたデスクで1年間、楽しく研究に取り組んでくれたらいいなと思います。

2019年度 修士論文発表会
10月から更新がされておらず(諸々あったことはあったのですが・・・)、久々の投稿です。去る、2月13、14日に、2019年度の修士論文発表会が開催されました。当研究室からは、今年は、3名の修士学生の発表が行われ、旧専攻の社会人長期履修生のIさんが1日目、新専攻のMくんとNさんが2日目の、それぞれトップバッターとして発表を行いました。会場は、この春に完成したフードイノベーション棟の大教室で、学生の研究発表に利用されるのは初めてだったかもしれません。練習とは異なる雰囲気の中、演台に立ち、多くの観客の前での発表で、それぞれ緊張していたようでしたが、各人の研究内容について、しっかり、一生懸命説明できていたようでした。頭ではわかっていても、人にわかりやすく伝えるというのは非常に難しく、訓練が必要な技術ですが、修士課程の期間のゼミやラボでのディスカッションを通じて、少なからず習得してくれていたのかなと、ちょっと安心しました。修士はこれから大学図書館に論文を修めなければなりませんので(研究内容にご興味のある方は本学部図書館へ!ww)、もう少し頑張らなければなりませんが、頂上はあと少し!気を抜かずに頑張りましょう!

北海道でプロジェクト調査を実施しました。
ここ数年、牛の親子における人に対する反応の特徴に関する調査を実施してます。人への従順性は馴致やトレーニング以前にどれくらいの個体差があるのか?親子でその性質は似ているのか?などです。今回は、この一連の研究で、遥か北の地、北海道大学の静内研究牧場で調査を実施させていただきました。北大静内研究牧場は、札幌から離れること120km、北海道の南、新ひだか町静内にある、肉牛(日本短角種)と北海道和種馬の放牧育成を中心にした研究牧場です。馬産地として有名な地域で、近隣にはサラブレッドの牧場もズラリと並んでいます。 調査対象とした日本短角種は、赤い毛をした北東北および北海道を中心として飼育されている和牛の一種で、その数は年々減ってきています。一方で、放牧適性が高いといわれており、放牧での管理が主流となっています。今回の調査では、放牧時ならびに管理作業時の反応についての調査を実施しました。上の写真ではいろいろな文字が牛の体に書いてあると思いますが、これはそれぞれの個体を遠くから識別したりするために脱色したものです。慣れている家畜とは言っても、人が近づけば観察にもそれなりに影響が出ます。ターゲットとなる牛を少し離れた場所から探したり、空間分布を記録するためにこのようなマーキングを行えるのも家畜での調査の大きなメリットです。マーキングにあたっては、東海大の学生さんや北大の河合先生、研究生の方にもお手伝いいただきました。また、調査の合間には、道産子にも乗せていただきました。この道産子、直前まで放牧されてます。それを河合先生が呼びに行くと、またたく間に集まってきます!ウマの山地放牧地での放牧を初めてみましたが、いやはや、よく管理されてます。このあと実に20年ぶりくらいで、たっぷり乗せていただくわけですが、ウマから降りると膝が笑いっぱなしでした!でもすごく乗り心地が良くて、楽しかったなぁ。さて、肝心の調査の方はというと、初日は天候が悪く、予定していた準備が思うように行きませんでしたが、なんとか予定期間内に2つの調査を終了することができました。国内でもこれだけ広大な放牧地と多くの大型家畜を保有する大学はもう殆ど無く、実験動物と入ってもなかなか大規模な実験はできない中、今回は調査にご協力いただけて非常に助かりました。得られたデータから思うような結果が得られるかは、解析してみないとわかりませんが、面白い事実が発見できればと思っています。

ノルウェーで開催された第53回国際応用動物行動学会で発表してきました。
ノルウェーで開催された第53回国際応用動物行動学会で発表してきました。発表は,周産期行動,Fish welfare,行動・栄養科学,認知・福祉,環境エンリッチメント,行動遺伝,Human animal Interactions,社会環境,家畜生産の未来と多岐にわたり,オーラル,ポスター合わせて290題と例年まれにみる盛況ぶりでした。今回私はHAIの分野で発表しましたが,ちょうど話したかった海外の研究者が,隣の隣でポスターを発表されており,お互いの研究について楽しく議論することができました。また,昨年香港であったバングラディシュの研究者とも再開し,近況などを報告し合ったりもしました。それにしても,相変わらず若いPhDの学生さんが非常に多いですね。日本の学生さんは今回2名だけでしたが,研究レベルとしても国内の学会での発表内容とそん色ないものですし,チャンスがあれば積極的に参加されるとよいなとあらためて感じました。それにしても女性研究者の多いこと!大会中,海外の女性研究者と話をする機会があったのですが,動物の行動・管理分野は全体的に女性が多いとのこと。結婚や出産もキャリアに影響せず,それをサポートする仕組みもきちんとしているという話も伺いました。本学でも動物系は女性が非常に多いですが,これから本分野の発展のためにも,女性研究者の日本での研究環境の整備も喫緊の課題だと痛感いたしました。 ところで,学会の合間にはベルゲンの町を散策したり美術館巡りなども。異文化に触れるのも国際学会に参加した時の楽しみの一つですね。物価が高めだったり,夏なのに気温が低かったりと大変なこともありましたが,猛暑の日本を飛び出して,少し英気を養うことができました。さて学会終了後は,農場実習も始まってます。ノルウェーとは気温差15度以上の灼熱の日本ですが,頑張らねば!!

前期ゼミ終了と打ち上げBBQ!
7月末に前期のゼミもいったん終了し,恒例の打ち上げBBQを実施しました。今年は農場地区のBBQ場が使えなくなったため,急遽,同窓会間脇のBBQ場に道具を持ち込んでの開催です。ちょうど農研機構に東海大学から派遣中の学生さんも本学での共同研究に来ていたため,農研機構の黄さんと一緒に参加していただきました。それにしても,焼き串の造作を見ていただければ言わずもがなかもしれませんが,最近の学生さんはBBQをあまりやらないようで,準備段階であたふた・・・。中には人生初BBQという子も・・・。火起こし係のM君が奮闘してくれたのにもかかわらず,明るいうちに準備してたのに,始まったのは暗くなってからになってしまいました。いや~,これは練習しなければならないな!打ち上げ以降は夏休み期間に入りますが,休み期間に英気を養い,また後期から元気に研究に励んでいただければと思います。第2回BBQもやりましょう!

研究室紹介オリエンテーション
更新がすっかり滞って,掲載が遅れましたが,毎年恒例の1年次生対象のオリエンテーションを6月末に実施しました。今年も出張ラボということで,機材一式を抱えて研究棟に仮設ラボを設置しました。私は,これとは別に附属施設ツアーとして,国際フィールド農学センターの案内もしなければならないため,毎年ラボの学生さんに準備・説明をお願いしています。今年は研究室の研究概要のほか,各学生さんの個人研究用ポスターを作成し,説明してもらいました。新入生は,もちろん入学前にどのような研究がなされているのかということを調べてから入学してくるものと思いますが,実際にどのような研究が行われているのか,どのような人たちが実施しているのかなど,実際の研究室の雰囲気などを知る貴重な機会です。今回の訪問が将来の研究室選択の助けになってくれるとよいなと思います。

動物園での調査準備
今年もかみね動物園,千葉市動物公園のスタッフの皆様にご協力いただき,調査のための機材設置を行いました。当研究室恒例のというか,相変わらずの長期間モニタリング調査のため,今年度は獣舎内のみならず展示場も含めて,すべての活動をカバーするようにカメラを設置しました。動物園のスタッフや先輩学生は,慣れたもの。死角をカバーするための調整に手間取ったものの「また,暗視カメラね」「こっちに一個でいいの?」と不馴れな新人学生を尻目にサクサク作業は進みます。「大丈夫?あたしちゃんと映ってるの?」とスズコにも心配されながら,何とか設置することができました。今年も一年かけて彼女たちを追いかけたいと思います!千葉でもスタッフの方総出で,カメラ設置用の支柱の配置などお手伝いいただきました。こちらは過去最大,7台のカメラを展示場・獣舎全体に配置した布陣で追跡します。動物の観察においては,自身の目で確認し,データを記録していくことが基本ですが,管理下の動物では様々な規制もあり,必ずしも追いかけられない場面も出てきます。その際,このような機材が普段は見ることのできない活動を確認するのに大いに役立ってくれます。これからまた1年間, どのようなデータが取れるか,途中経過など随時報告していきたいと思います。

農学実習もはじまりました
毎年,新2年生全員を対象とした必修の農場実習が行っています。今年からは,当研究室が担当している畜産の実習が初回となったこともあって,準備まで間がありませんでしたが,院生・学生・技術職員が総動員で手伝ってくれたこともあって何とか実施することができました。だけど,人数があまりに多いので,とても教材として使える牛も道具もフィールドも一気にそろえることはできません(もちろん牛舎にも入りきらない!)。そこで毎年,全170~180名前後を4グループにわけ,同じ内容を4回繰り返す4ターン制を敷いて実習を実施しています。それでも動物を扱う実習の場合は,なかなか同じことを4回連続で,しかも大人数に繰り返されるのは大変・・。苦肉の策として,4回をさらに2回2回に分けてそれぞれ異なるメニューで実習し,次の回に内容をひっくり返して実施するという対応もしています。ということで,今回は,2回は家畜の取り扱いに関する実習,2回は畜舎管理とたい肥製造に関する実習でした。春の陽気のなか,教える側も昨年やった内容を記憶を頼りに思い起こしながら,教わる側も初めて直接接する大型動物にドキドキしながら,実習を楽しんで取り組んでもらえたようで一安心。授業も始まり,これから忙しくなりますが,皆さん頑張りましょう!

新年度の準備開始!
しばらく肌寒い日も続いておりましたが,ようやく暖かくなってきて,人も動物も楽しそうです。今週は新年度の実験にむけてお客様がいらっしゃいました。一組目は農研機構のYさんと,東海大学の I 先生の愛弟子たち。 I 先生が日本脱出されたので,Yさんのところで卒論研究だそうです。Yさんには当研究室の木村さんのカウブラシの研究でもお世話になっておりますが,その関連研究をしたいということで実際の様子を見に来られました。牛たちも久しぶりの訪問者にドキドキ!いい研究テーマが考えられるといいですね。二組目は中野企画の中野さん。こちらもカウブラシの研究で専属の開発技術者さんとしてお世話になってます。東海大の学生さんが研究でカウブラシを使うということで,故障個所の修理と点検のために来てくれました。Nさんもカウブラシ研究が大のお気に入り!「いい効果あるんだけどね~。なかなか理解してもらえないんだよね~!」と力説。学生さんも非常に気に入ってたので今年もいい研究してくれると思いますよ!というわけで,教員はバタバタしておりますが,学生たちの研究はぼちぼち始まりつつあります。今年も楽しい研究を展開してくれることを期待してます。

追いコン2019
今年度も無事卒業生を送り出せる日が来ました。この日を迎えると,やっとひと段落ついたという感じですね。今年は,修士1名,4年生2名の計3名の追い出しを行いました。テーブルの所狭しと並べられる食事と飲み物たち。今年はM1の発案で,手巻き寿司です。みんなでワイワイガヤガヤと思い思いの具を巻きながら楽しみました。研究でいつもお世話になっている技術職員のIさんも参戦して,いつも以上ににぎやかな会になりました。今年もいろいろありましたが,みんなよく頑張りました。でも頑張らないと楽しくないからね。十分学究生活を楽しめたでしょうか?大学でがむしゃらに取り組んだ経験が,それぞれのこれからの人生の一つの大切な足跡になってくれることを切に願います。会の終盤には在校生からの記念品の贈呈もありました。あまりの真剣なまなざしに,あわやMくんの愛の告白かと思いましたが,違ったようですねw。素敵なプレゼントで喜んでいただけたようでよかったですね。中はNさんの手作りの素敵なハーバリウム。調査対象の特性オブジェ入りで卒業生の皆さんに気に入っていただけたようでした。それにしても,Nさんの意外な才能にびっくり!さらにケーキでのお祝いもありました。毎年卒業生と一緒に研究に取り組めるのは大学生活の中のわずか1年半くらいの期間でしかないですが,短い期間だからこそ,いい意味での強烈な経験を積んでもらいたいと感じています。今年の学生さんもどれくらいの経験になったのかというところは非常に気になるところではありますが,今日のみんなの表情を見ますと,大変だったけど,それも含めてみんな楽しめていたのではないのかなと感じました。楽しみは学びにとって大切な情動で,それがあるからこそ様々な物事への探求心や好奇心を持つことができ,大学こそそれを培える大切な機関だと考えています。そういう意味で,これからも,学生たちの人生が豊かになることを願って,あらためて学びの楽しみを伝えていきたいなと感じた夜でした。

2018年度 修論・卒論発表会
今週は修士論文研究と卒業論文研究の発表会。当研究室からは4年次生2名,修士生1名の発表でした。今年度の修士からは,コースが拡充したためか,発表者が20名と大人数となったため,13日,14日の2日間に分けての発表でした。Oさんは初日の6番手。審査会時には30分を超える大演説となりましたが,発表会では既定の15分にきっちりおさめてきました。直前まで頑張って直した甲斐がありましたね。若干緊張気味でしたが,質問にも丁寧に答えていました。そして本日は卒論発表会。休憩をはさんで,Fさんから。前日から副査の先生にどんな質問をされるんだろうかと想定問答を考えていたようですが,想定していた質問はあったでしょうか。楽しく発表できていたようでした。続いて,Kさん。前日PCトラブルもあり,PC持参しての発表になりましたが,見せたかった動画も無事動き,よかったですね。発表会も終わり,8合目まで来た感じはしますが,修士はこれから様々指摘された内容を踏まえての論文の仕上げ,4年生もお世話になった動物園での報告会がありますので,気を緩めすぎて風邪などひかぬように・・・。ひとまず今日はお疲れ様でした。

機材回収と解析期間突入!
今年度の現地での観察も一段落したため,職員さんにも手伝っていただき,設置機材の回収を行ってきました。半年間,風雨や砂ぼこりに耐え,調査機材もよく頑張ってくれました(いくつかは壊れたこともあったけど)。壊れている箇所はないか,足りなくなっていたり,交換が必要になっている消耗品はないかなど,使用後に機材の手入れをしながら確認するのも重要な研究の一部です。持ち帰った機材の手入れは,この後,研究室総出で実施予定ですが,次の調査に向けて,しっかり手入れを行いましょう。3年生もよろしくね!回収後,時間があったのでオープンしたばかりのはちゅウ類館(http://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/blog/encho/p072871.html)を見せていただくこともできました。爬虫類は専門外ですが非常に面白いですねぇ。是非皆さん,行ってみてください!機材を回収し,データを確認したら,次はデータ解析。動物行動学において,現地調査でのデータ収集も重要ですが,解析も重要な作業です。学生さんたちにとっては,これから年明けまで,あーでもない,こーでもないと頭をフル回転させながらPCとにらめっこする日々が続くことになります。大変だけど,誰も見たことのない発見ができる貴重な期間です。楽しみながら頑張りましょう!!

UFAW2018 Animal Welfare Across Borders in 香港に参加してきました。
報告が遅くなりましたが,10月25日・26日と香港城市大学で開催されたUFAWの国際会議に参加してまいりました。本会は,Animal Welfareに関する研究や教育活動を実施しており,シンポジウムや研究会がイギリスを中心に毎年開催されています。本会からはAnimal Welfareに関する教科書もたくさん出版されていることから,知っている方もいるかもしれません。初のアジア開催で,しかも「国境を越える」というテーマでの開催ということで,UFAWがAWのアジアでの展開をどのように考えているのか気になり,発表を聞いてきました。会場の香港城市大学は,九龍半島の北部に位置し,2017年に香港初の獣医学部が整備されたばかりです。獣医系の大学が共催とあって,発表は伴侶動物に関する話題が多かったですが,家畜に関する様々な話題も取り上げられておりました。興味深かったのは,日本ではあまり問題とならない家畜の長時間生体輸送の福祉問題。福祉問題が生じるなら,わざわざ生体輸送する必要ないのではと思ったのですが,会場で会ったバングラデシュの研究者の話では,(衛生的にも,宗教的にも)適切な屠場が整備されていないなどの問題もあるので生体輸送せざる得ないという理由があるとのことでした。因みに,この方,数年前までお隣り,宇都宮大のY澤先生の部屋に留学されていたそうで,栄養学的な研究をされていたそうですが,今は母国で動物管理学・行動学を教えているそうです。また,安楽死処置に伴うAnimal Welfare概念と大陸古来の道教思想との関係に悩む獣医師やオーナーの事例報告も,愛護思想とAW思想との関係で単純に割り切れない日本的な考え方にも通じる課題として,非常に興味深かったです。2日目に入って,Animal Welfareに関わる科学研究の話題がありましたが,その他のコモンウェルス系の講演者による話は,どこかで聞いたAnimal Welfare講義のような感じで,若干物足りなさがありました。会場にスタッフとして参加していた獣医学部の学生に解説していたのかもしれませんが。せっかく香港での開催ということで,短い時間ではありましたがナイトマーケットや香港島からの夜景を見に行ったり,九龍公園内にあるエイビアリーも見学してきました。また,会場の香港城市大学で故宮博物館の展示も開催されていたことから,空き時間に見てきましたが,VR展示はどこでもやってるんですねぇ。面白かったです。以上,それなりに情報収集もでき有意義な学会参加でした。ただ会場で台湾や韓国の参加者も散見されましたが,各国でのAW研究はまだ日本ほど活発ではなく,アジアでの発信は急務であると感じた学会でした。

ヤギサミット2018 in 茨城
山羊サミット2018が10月13・14日と茨城大学水戸キャンパスで開催され,研究室からは小針も実行委員の一人として参加いたしました。会期中は,ポスターや口頭発表による講演があったり,オリジナルヤギグッズの販売があったり,飼育管理やヤギチーズ作りのワークショップがあったりと盛りだくさんの内容で,2日間で全国から約230名の方々にご参加いただきました。大会は,実行委員長の本学の安江教授の獅子奮迅の働きにより,無事盛況に終えることができましたが,恥ずかしながら,当方,ヤギサミットなる会が存在することは耳にしたことはありましたが,こんなに沢山の人たち(しかも研究者からヤギ農家や愛好家の方々まで)が参加される会だとは知らず,ヤギ好きの皆さんの熱気とヤギの人を引き付ける潜在的パワーに圧倒されつつ,お手伝いさせていただきました。しかし,あらためて,ヤギ,面白いですね。私も学生時代にヤギを対象に行動研究しておりましたが,何でもよく食べるし,丈夫だし,小回りがきいて取り扱いやすいし,ウシとは違った様々な魅力を再認識した大会でした。

農場での夏季の集中実習終了!
毎年恒例の3年次生対象の農場実習(畜産コース)が,8月,9月に国際フィールド農学センターで開催されました。本実習の前半は農学部の学生が飼料の収穫から貯蔵飼料の作成,給餌設計まで網羅的に体験させることを目的に,毎年飼料用デントコーンの収穫時期に合わせて実施しています。天候不順によりデントコーンの出来はいまいちでしたが,一生懸命取り組んでくれました。現在は作業の大半が機械化され,作業自体は非常に楽にはなっていますが,どういう仕組みで貯蔵資料が出来上がるのかなど身を持って体験できたでしょうか?また,9月には農業機械の免許取得実習も実施しました。農耕用のみの限定付きですが,農場内でしっかり実技訓練をしたのち,自動車学校で実技試験を実施します。はじめは恐る恐る運転している学生さんたちも,2週間の実習期間で,トラクターの癖を覚えて上手になります。一般の乗用車と視野が異なるなど注意も必要ですが,今年も無事みんな免許が取得できたようです。さて実習もひと段落し,すでに後期も開始してますね。急激に冷えてきていますが,体調管理には十分注意して,後期も頑張りましょう。

オオアリクイセミナー報告
先日名古屋市にてオオアリクイセミナーが開催されました。オオアリクイに特化して開かれたセミナーはおそらく日本初ではないかと思います。終始オオアリクイについてのトークが繰り広げられ、非常に濃い90分間でした。 オオアリクイ(大蟻食い)という分かりやすい名前から、存在を知っている人は多くいますが、オオアリクイが絶滅危惧種で保全や研究が急務であることはあまり知られていません。そして日本には13頭しか飼育されていないので動物園で見かけることも少ないかもしれません。しかし意外にも日本は世界で6番目にオオアリクイの頭数が多く、実はオオアリクイ大国だったりするのです。そんな隠れオオアリクイ大国の日本で、オオアリクイについてもっと知ってもらうイベントとして今回のセミナー開催に至りました。今回のテーマは「飼育員と研究者の視点から見るオオアリクイ〜オオアリクイの気持ちを考える〜」ということで、東山動物園のオオアリクイ担当武田梓さんと一緒にそれぞれの視点から飼育下のオオアリクイについてお話しました。初めはオオアリクイの生態についてざっくり話しつつ、その後どんどん深掘りしてオオアリクイの本質に迫っていこうという流れで進めていきました。 武田さんのテーマは「オオアリクイにとっての幸せとは何か」でした。人間が感じる幸せ(おいしい食べ物, 一緒にいて楽しい仲間, 夢中になれる仕事や趣味, 健康でどこも痛くない, 自信を持てる, など)と照らし合わせながら、オオアリクイではどのようなものが幸せを感じるのかをお話されていました。動物福祉の基本となる5 Freedomsとも重なるものですね。中でもオオアリクイにとっての「自信」とは何かという話がとても印象的でした。武田さんのお話ではヒトやチンパンジーなど群で生活する動物は、相手に認められたり褒められたりするなど仲間との関係性が自信に繫がります。一方オオアリクイのような単独行動をしている動物では、他人に認められることよりも、自分のやりたいことを達成していくことが自信に繋がるとのことです。私自身オオアリクイが自信を持つということについてあまり深く考えたことがなかったのですが、オオアリクイがやりたいことや新しいことができるようになる度に精神的な成長をしていると考えると、少しオオアリクイの見方が変わりました。私は「オオアリクイの行動から気持ちを探る」についてお話ししました。行動調査の結果から飼育下のオオアリクイの行動や行動量が野生下とどう違うかや、欲求のバロメーターである常同行動の推移から個々のオオアリクイがどのようなことを求めているのかを推定する方法を紹介しました。 その後の懇親会でセミナーではフィードバックも頂き、良く知らなかったけどオオアリクイっておもしろい、日本のアリクイ大事にしなきゃ、という嬉しいお声も頂きました。今回のセミナーに参加されたのは、動物園好きの一般の方や動物園職員の方、動物専攻の大学生でした。私自身一般の方にお話するのが初めてで、どこまで専門的な情報を砕いてお話すれば良いものか迷いながら準備をしていましたが、意外と数値やグラフに興味を持たれる方も多いことが分かりました(少しグラフとか出しすぎたかな…と反省も)。飼育員と研究者がそれぞれ違った見方で伝えると、より楽しくより深く伝わるのかなと感じました。タイアップ企画はひとまず成功したようで一安心です。 最後に、実は今年は世界アリクイ年(Tamandua Year)なのです。世界中でアリクイについて広め、保全を呼びかけています (http://anodotamandua.wix.com/campanha2018)。SNSでもTamandua Year専用のハッシュタグ (#anodotamandua) を検索すると、様々なアリクイ活動が発信されています。今回のセミナーもこのTamandua Yearプロジェクトの一環となったので、これをきっかけに他の地域でも第2弾、3弾とオオアリクイについて広める会を開催していきたいです。

アジア大洋州畜産学会(AAAP)で発表してきました。
8月1日から5日まで、マレーシア、ボルネオ島のクチンで第18回のアジア大洋州畜産学会(Asian Australasian Animal Production)が開催されました。当研究室からは、小針と博士課程の木村有希が参加いたしました。本学会は、2年に一回開催されるアジア・オーストラリア地区の畜産系学会で、英語を母語としない発表者も多いことから、学生の国際学会デビューにはちょうど良い学会です。今回、ボルネオ島で開催されるということで、なかなか行ける機会もないだろうからと、エントリーして参加してきました。クチンはボルネオ島のマレーシア側の南端にある都市で、ネコの町として知られています。そもそも「クチン」という言葉自体が、マレーシア語でネコを意味するんだそうな。でも‥‥ネコがそんなにたくさんいたかというと、そうでもなかったんですが‥‥。 蒸し暑い気候とミルクティー色のサラワク川が、何とも言えないアジアの雰囲気を醸し出していて、わくわくしました。発表は、ボルネオコンベンションセンターで行われました。ただ、そこでトラブル発生!海外は何が起こるかわかりませんね。詳細は省きますが、何とかトラブルを回避し、無事発表できたので良しとしましょう。それなりに質問に来てくれた人も多かったのですが、行動学や管理学の分野でディスカッションをするには、研究自体がまだメジャーではない分、ちょっと物足りない感じもしました。むしろ日本の学会で通常議論しているような内容は、十分通用する内容ですし、これから積極的に学生さんが参加していくことで、盛り上がっていくのかもしれません。学会後は、ボルネオのネイチャーエクスカーションツアーがいくつか設けられていましたが、ツアーで行くより自分たちで動いたほうが、都合がよかったため、ちょうど現地で顔を合わせた信州大がのK先生やHくん達と一緒に、オランウータンのリハビリテーションセンターとバコ国立公園のオリジナルツアーを組んで、見学してきました。でも動物観察はやっぱり朝がいいんですかね。本来はもう少し動物が見られるらしいのですが、出だしが遅くなってしまい、テングザルやオランウータンには会えずじまいでした。別の組で朝早くから行っていたグループは見られたようでしたので残念でしたが、久々に仕事を離れて自然を満喫できたので、とても楽しかったです。次回は2年後2020年、フィリピンのセブ島だそうです。

ISAZ(国際人間動物関係学会)2018で発表してきました。
帰国からだいぶ時間がたってしまいましたが、表記の国際学会がオーストラリア、シドニーで開催されるということで、7月初旬に小針が単身で参加しておりました。プロジェクト研究で、家畜牛の馴化プロセスの研究を実施しているため、人と動物の関係に関する学会ということならば、ちょうどよいかなということではあったのですが、ただこの学会、これまでどちらかというと伴侶動物が中心の学会ということを耳にしていたため、果たしてどこまで議論できるかなという一抹の不安もありました。会場はシドニー大学のチャールズパーキンスセンター。事前にプログラムチェックをしていたのですが、意外に野生動物や展示動物に関する発表が多かったのは、オーストラリアというお国柄ですかね。 獣害やウェルフェアなど聞いていて馴染みのある話題もあったため、一安心。特に野生動物による牧場への被害(フェンスを壊してしまったり、家畜用の牧草を食べちゃったり)の一方で、希少固有種とどのように守っていくのか、またシドニー大学やタロンガ動物園で実施している国外での野生動物保全活動、野生動物と家畜牛の共存に関する画期的な技術などの話は非常に興味深かったです。会話や聴講に夢中だったため、学会中の写真ほとんど取れてないのですが、一応ポスター発表をして、何人かにも研究に興味を持っていただくことがもきました。ただ、やっぱりウシの行動に関する話題は私のみだったし、農業王国オーストラリアといえどもアウェー感は否めない感じでした。一方で、知り合いのまったくいない中、東北大のF先生が留学されていたメルボルン大学の学生さんが発表に来られるとのことで、紹介いただき、研究のことやラボのことなどいろいろお話できたのは非常に楽しかったです。学会の合間を縫って、今回もいくつか動物園を回ってきました。一つは、シドニーハーバーにあるSydney Wildlife zoo。水族館を併設し、ハーバーの一角という立地上、あまり規模が大きい動物園ではなかったですが、オーストラリアの固有種を中心に展示しており、市内から徒歩で来れることもあって、たくさんの親子連れや遠足の生徒さんなどが訪れていました。また、各動物の展示場付近では、キーパーさんが随時、その動物の生態や現状について解説してくれており(また話が上手で子どものレスポンスがいい!)、来園者が足を止めながら熱心に話を聞いていたのが印象的でした。もう一か所は、タロンガ動物園。こちらはシドニー市街から対岸にフェリーで渡ったところにある動物園で、前日にメルボルン大学の学生さんに紹介いただきました(彼女が研究で使用している)。こちらはまさに大動物園。半島の一角の広大なエリアを使って、ゾウやキリンなど様々な動物を展示してました。一日かけて回りましたが、学生さんに研究の話を聞きながらゆっくり回れればよかったかなと思いました(ゆっくり回ると全部見れないでしょうけど・・)。

実習ウィーク!
今週は2年生対象の学生実習がありました。今年度から、合計170名近い学生の相手とあり、1回ではウシも人手でも足りないので、2日間、4回に分けて実施しなければなりません。それでも1グループ約40人。大きな牛を使用する実習でもありますし、準備にも時間がかかりますので、研究室員総出のビッグイベントとなりました。また、同じ作業を4回となると、さすがにウシも飽きてしまいますので、午前のグループはウシを相手に、午後のグループは牛舎管理の実習というように分けて実施しました。午前の部は恒例のロープワーク。「端綱結び」や「もやい結び」など、家畜の管理作業の中で使用する様々な結束法について学びました。2日目のグループは、ちょうど人工授精師さんがいらしてたこともあり、学習したロープワークを駆使して、受精卵移植のお手伝いも実施することができました。午後の部は、牛舎の衛生管理とたい肥製造の実習。いわゆる「ボロだし」です。みんなで重機では取り除けない部分の敷料をどんどん搬出していきます。全部搬出終わったら、消石灰で消毒し、新しいもみ殻を搬入します。そしてもみ殻敷料も入れ終わった後は、いよいよウシを畜舎に誘導します。ピッカピカになった牛舎でふかふかの床材を見つけたウシたちは、思わず顔をすりすり、ゴロゴロ。やはり動物もきれいな環境はうれしいんですね。暑い中の作業は大変でしたが、ウシたちが存分に楽しんでいる様子を見ながら学生さんたちも満足そうでした。今回は午前のグループと午後のグループで別メニューでの実習でしたが、次回10月は今度はグループ入れ替えて同じ実習を行う予定です。

1年生オリエンテーション
今年も1年生の阿見地区でのオリエンテーションが先週末に開催されました。
昨年に新学科体制になってからの2回目。昨年に引き続き出張ラボを農学部本館に開設いたしました(我が研究室の本拠地である農場地区は遠いので)。相変わらず、カメラやパソコンなどの機材を大量に持ち込み、研究内容に関するポスターや掲示物などの設置にも余念はありません。毎年入学したばかりの1年次生が、グループごとに手分けして指定された研究室をまわり、大学でどんな研究がされているのかを調べるのがオリエンテーションの一つの目的ですが、1年生のために今年度入学したばかりの大学院生も一生懸命説明してくれました。指定訪問のほかに自由訪問の時間もあったのですが、あいにく今年度は、指定グループのみの来訪で学生さんたちは少し物足りなかったかな?ただ、研究室の仲間が、どんな研究を実施しているのか、お互いに理解が深まって、研究室生にとっても良い機会になったようです。

学生実験開始
今年も学生実験が始まりました。当研究室の担当回のテーマは「動物のストレスを評価する」。毎年、動物の対人ストレスについて、行動学的評価と生理学的評価の2側面からの評価法について学んでいただきます。今日は行動評価の実験。実験前に、実験用放牧地に対象動物の牛を連れていくことから。実験には動物の準備から始めます。今年の学生さんはまだ牛の誘導の経験がなかったので、まずはその練習から。隙を見て草を食べられたり、意外と苦戦しながら全員で練習します。慣れてきたらいよいよ放牧地へ。対人反応特性の評価法としてフライトディスタンス(逃走距離)の計測を行います。事前に接近速度を一定にするためみんなで練習して、いざ計測!さてさて各牛どれくらいの値が計測されたでしょうか…? 2日目は、生理指標として心拍反応や呼吸反応の計測を実施します。まずは呼吸や心拍がそもそもどういうものなのかということを理解してもらうために、聴診や触診、肉眼観察により、牛の状態の見方を確認してもらいます。そのあとは、いよいよ心拍計で、安静時と人の接触時の心拍反応を見ることで、人の接触に対する嫌悪性を評価します。とはいっても、実験だからと言っていじめたときの反応をみるのは問題がありますので、みんなでマッサージ。気持ちよくなって落ち着いてしまう牛もいれば、触れられるのが気持ち悪いという牛も。それが心拍反応に反映される・・・はず。実験終了後に、採ったデータは、ダウンロードして解析に使うデータについて先輩から説明してもらいます。はたして今年はどんな結果になったでしょうか?この実験はカリキュラム改変により今年度で終了になりますが、また機会を見つけて学生さんと実施できればと考えています。

優秀発表賞受賞!
先日、東京大学で開催された、2018年度日本家畜管理学会・応用動物行動学会合同春季研究発表会にて、当研究室の中山侑さんが、優秀発表賞を受賞いたしました。発表題目は「飼育下のオオアリクイにおける活動特徴」で、表記学会に学生優秀発表賞が作られてから、展示動物をテーマとした研究発表では、初の優秀発表賞ではないでしょうか。従来のポスター発表ではなく、久しぶりに口頭発表が対象となったため、学生のエントリーが少なかったのかもしれませんが、会場からの質問にも、しっかり受け答えができていたことが評価されたように思えました。ポスター発表は、じっくり議論できるというよい点もあるかもしれませんが、個人的な議論になりがちで、ともすればいい加減にお茶を濁してしまえる点もあるのも事実かと思います。それに対して、限られた時間で自分の伝えたいことを発表し、大勢の聴衆を前に、壇上からきちんと受け答えをしなければならない口頭発表では、自分の研究内容についてきちんと理解しているだけでなく、言葉を整理し、不特定多数の人に向かってわかりやすく説明するという研究者に必要な様々なスキルが要求されます。その意味で、今回中山さんが口頭発表で受賞したことは、彼女にとっても非常に大きな自信になったのではないかと思います。今日から新年度が始まりましたが、これをきっかけに、新年度からの研究や論文作成などにも弾みをつけてくれることを期待してます!がんばってね~!

追いコン
今日は春の学会に向けての発表練習が終わった後、恒例の追い出しコンパでした。今年、本研究室から社会に飛び立つ学生は4年生2名です。いろいろ大変でしたが、ここまでやっとたどり着いたかと思うと、毎年のことですが何か肩の荷がひとつ下りた感じがしますね。2人とも始めての”研究”という課題に、1年間ホントに頑張って取り組んでくれました。卒業論文という大仕事を終えていい笑顔でした。データ整理もよろしくね。コンパの中で、今日あらためて学生さんと、うちもだんだん大学の研究室って言えるような感じになってきたねという話をしていました。今の博士課程にいる学生さんたちが、まだ学部生だった十数年前は、壊れた電話と机と椅子しかない付属施設の小さなラボで、来る学生もほとんどいないし、調査に必要な機材も確保できず、手弁当で研究に取り組んでいましたが、最近は様々な方々の協力もあり、少しづつできることが増えてきました。特に、潤沢な状況じゃなくても学生さんが少しづつ集まってきてくれるようになったことは、研究を進めるうえでの大きな力となって来ましたし、自分でも想像しない新たな展開もありました。そういう意味で、大学は意欲ある、いろいろな価値観や知識を持った人が、対等な関係で出会い、意見を交換し、新たな学びを確立していける場として、貴重な空間だなとあらためて感じました。今年度学生さんが卒業すると、実は本研究室は社会人学生が半数くらいを占めることになります。しかも、学び直しや学びの継続を強く志す若い社会人が所属してくれています。私はこの空間は、一般学生に対して、社会に出ても必要となる継続的に学びというものを考えるという意味で非常に重要なことだと考えるとともに、「社会に開かれた学び舎」であるべき(私だけかもしれないけど)と考える大学として、大切にすべき機能であると感じています。和気あいあいと語り合いながら祝杯を挙げつつ、そういう学生さんとともに、これからも楽しい学びを展開していければと、あらためて感じた夜でした。
2018年度 卒業論文発表会
先週16日、本年度の卒論と修論研究の発表会が開催されました。当研究室からは2名、OさんとKさんの発表です。今年度も大学院生がつきっきりで練習に付き合ってくれてたおかげで、当初はどうなることかと思ってた発表内容も、なかなかのもになっており、一安心。2人ともよく頑張りました。苦労した甲斐があったかな?毎年この時期は大変ですが、1年間頑張ったみんなの研究が少しづつ形になっていくのを見ると、なんだか感慨深いものもあります。様々な人に協力いただいた中で、成果を出すということも重要かもしれませんが、むしろこの自分達で自由に考え、まとめ、曲がりなりにも形にするというプロセスを経験することが、大学で培える大事なことのかなと感じています。おそらく、大学で実施した研究が、卒業後に直接生かせる人生ばかりではないと思いますが、これからも困難に目をつぶらずに、疑問に真摯に取り組んでいけるような、そしてそれらを楽しんで行けるようになってもらえたらなと思います。

子を知らんとすれば、まず母を知れ?
子牛を放牧に出すと牛が野生化し、人になれなくなるという話を聞いたことがあるでしょうか?動物を人に馴化する研究は昔からたくさん実施されていますが、実はそれには動物のお母さんの役割が重要であることが指摘されています。お母さんが、子供に警戒するよう学習させると言うんですね。一方で、警戒という性質は遺伝的な要素も加わっているといわれています。いずれにしても、親の影響は避けられないというわけです。そこで「将を射んとすればまず馬を射よ」ならぬ「子を知らんとすればまず母を知れ」ということで、人に対する反応の親子間での関連性について、基礎的な行動反応ならびに生理反応について調査しています。昨年から始めた研究ですが、これがけっこう面白い!そのうちHP上でも成果を発表したいと思います。

国際応用動物行動学会で発表してきました
灼熱の日本から飛行機で移動すること12時間、半袖では肌寒く感じられるほど涼しいデンマーク、オーフスで開催された第51回の国際応用動物行動学会(ISAE)で研究発表をしてきました。ポスターの発表はやや少なく感じられましたが、それでも学会は4日間にわたって朝から晩まで行われ、久しぶりの英語漬け。お国柄か豚や採卵鶏、乳牛の発表が多く、肉牛の話題で発表した当方は、若干変わり種だったかもしれませんが、それでもエンリッチメントデバイスの効果を科学的に評価した発表として、幾人かに注目していただきました。今大会では、Maternal behaviour やSocial behaviourなどの話題がセッションテーマとして取り上げられていた一方で、Facial expression(評価は微妙だったけど)や動画解析系の先端的発表もなされるなど、新旧の入り混じった内容で、久しぶりに研究脳をフル稼働させながら聞いてました。しかし、全体的に思ったほど強烈なインパクトのある研究は少なく(N数が数十から数千単位という研究が沢山あって強烈なインパクトがありましたが)、ユニークさと研究的魅力から言って日本で実施されている行動学研究も、もっとアピールしていく必要があるなと感じました。一方で、今大会では、アジア、アフリカ、南米地区などからの多数の招待者がいたため、めずらしく国際色豊かな学会となっていました(いつもは西ヨーロッパが中心なので)。特に、中国や台湾の研究者と研究状況などについて話す機会があり、アジアリージョンでの交流の可能性についても話をできたのは大きな収穫だったかと思います。最後に、空き時間を見つけてデンマーク各所の(仕事も兼ねた)観光もしてきました。特にキリンやライオンの件で昨今話題になっているコペンハーゲン動物園は、自分たちはこういう展示や飼育管理を目指すんだという組織的に明確な意思を感じられる動物園で、非常に印象的でした、今回は時間の都合上、長く滞在はできませんでしたが、時間があればまた訪れたいと思います。

2017年 前期ゼミ打ち上げ
今年も無事前期のゼミが終了しました。今年は社会人学生が半分ということもあり、学生数も少なかったですが、その分、通常の論文紹介等に加えて、みんなで外書の輪読を新たに実施するなど、楽しくゼミを行いました。打ち上げ当日は、都合がつかなくてこれなかった学生もいたのですが、少ない人数の分、機動力高く、みんなで一生懸命準備してくれました。卒業生が送ってくれたチーズなどもいただきながら、炭火を前にビールやワインを片手に、研究以外のことなど話したり、楽しいひと時でした。今回これなかった学生さんは残念でしたが、また次回やりましょう。

オープンキャンパス2017
今年オープンキャンパスは、1200名を越える来校者で大盛況だったようですね。農学部棟から若干離れた敷地にある当ラボにも、十数名見学に来ていただけました。この時見学したのがきっかけで入学してくれる高校生もいるのかもしれないと思うと、説明にも気合が入りますね。当日は研究室に所属する学生たちが、自身の研究の様子などを使用している機器などの説明をしながら一生懸命解説してくれていました。動物のいるところに行って、行動を観察することが主体の研究のため、なかなか実物を研究室内に持ち込んで、体験していただくということは難しいのですが、このような機会を通じて、これからも多くの学生に、動物の研究って面白いなということを伝えられるようにしたいと思っています。
特別授業の集中講義
先週土曜日は、家畜の放牧及び行動学分野におけるお二人の気鋭の先生をお呼びして、本学の特別プログラムの集中講義を開催いたしました。本講義は農産物総合リスク論といって、食糧生産に関わる諸技術における課題について、自然科学的側面や倫理、社会学的側面から議論するというもので、数年前から学部生を対象に実施している授業です。私のコーディネート回は、数年前学会でも議論になった「放牧=アニマルウェルフェア飼育システムなのか?」というテーマで、毎回講師の先生に話題提供いただいておりました。これは家畜の放牧飼育を考えるうえで重要なテーマで、両極の議論を展開する上で、あえて「アニマルウェルフェア上、放牧は不可欠である!」「放牧はアニマルウェルフェア飼育システムにはならない!」という内容でお話しいただきました。でも、実際のところ、放牧家畜の研究をバックグラウンドするお二人とも「放牧がアニマルウェルフェアの役には立たない」とも考えておられませんし、かといって「アニマルウェルフェアのためには絶対放牧しなけれればならない」とも考えておられないというところが、本講義のミソで、実はお二人の話の中で共通してお話しいただいていたのは、何でもかんでも放牧ならウェルフェアが保証されるのではなく、きちんとした管理に基づく放牧ならば、家畜をよりよい状態で管理でき、アニマルウェルフェアを向上させるための重要なツールになるというところでした。果たして学生さんたちは気づいていたでしょうか?畜産的な基礎知識のない学生さんもいて、なかなか講義の進め方も大変だったと思いますが、講師の先生には、非常にわかりやすく、かつ刺激的な指導をしていただきました。学生たちも普段お話を聞けないような先生方に講義いただき、いい刺激になったと思います。最近、外部の先生に来ていただいてお話ししていただくことが難しくなりつつあるのですが、学生のためにも機会があればまた、様々な先生方に講義をお願いしたいと考えています。講師の河合先生、竹田先生、今回はありがとうございました。

出張ラボ
先日の1年次生のオリエンテーションで、私たちの研究室は出張ラボ開催いたしました。隣接地区とは言うものの、農学部研究棟と別地区のセンター内にあるラボのため、限られた時間の中で学生さんが見学に回るのは大変だろうということで、今年度からの初の試みです。とはいっても、ラボの要素が全くない部屋にブースを作って出張するわけで、ただ人がべらべらお話しするだけでは実際の様子が分からないでしょうから、実際に研究で使っている機材やら、研究の様子の写真の展示、研究室紹介の掲示や実際に学生さんによる研究の紹介など、諸々見せようと話していたら、意外と大掛かりになってしまいました・・・。しかも、私は1年生の担任なので、準備等にはあまり関われなかったのですが、ラボ所属の院生のみんなが直前までフル回転で頑張って準備してくれたおかげで、見学に来た学生さんの反応もまずまずでした。また、実際にそれぞれの解説を担当してくれた学生さんの様子を見ていても、1年生というまだ大学での研究についてよく知らない人たちに、自分たちの研究を分かりやすく伝えようとすることは、自分たちの研究室がどういうことを目的として、どういう志をもって研究に取り組んでいるのかということを振り返るよい機会になったのかなと思いました。朝のブース設営から夕方の撤収まで、1日フルタイムでの対応で、なかなか大変でしたが、我々にとっても貴重な体験になりました。今回の紹介をきっかけに我々とともに研究を志してくれる仲間が出てきてくれると嬉しいなと思っています。

修士論文研究発表会が無事終了しました!
今年度の修士論文研究の発表会が無事終わりました。今年は7名と、本カリキュラムでは久しぶりにたくさんの学生さんの発表で、うちの研究室からはM君とSさん2名の発表。毎年のことですが、我がことのように緊張しますね。あ~直ってない、あ~もっとああ言えばいいのになんて。先生方の質問に私が答えてもしょうがないので、そこはじっと我慢。でも、最初の発表練習の時から比べれば、見違えるようによくなってました。人前で理路整然と話をするというのはなかなか大変なことです。ましてや分野外の人にもわかりやすく、一方で専門家との議論にも十分耐えうる内容となると、普段おしゃべりが得意な人でも大変なことです。練習は短期間だったかもしれないけど、集中して必死になって悩んだことは今後の糧になります。これで晴れて大学を巣立つことになるわけですが、今後もこの経験を忘れずに様々な分野で活躍してもらいたいですね。・・・とは言いつつも論文提出は、2人ともまだですので、先生方に指摘されたところを修正して早く提出してね。今日はお疲れ様!

忘年会2016
今年も 残すところあとわずかになり、本日ゼミでの最終研究報告も無事終えた(?)ということで、大学の近所で忘年会となりました。毎年のことですが、やっとここまで来たかという感じですね。最終研究報告が終わったといっても、まだまだ追加解析が必要な人もあれば、これから生理分析をしなければならない人もいますので、本格的な論文作成前の決起集会ということですかね。論文提出や発表会とこれからまだ越えなければならない山が1つも2つもありますから、気を抜かずに頑張りましょう。

第6回 茨大・信大合同セミナー開催!!
今年で6回目となる、茨大・信大応用動物行動学合同セミナーが、10月27日(木)、茨城大学農学部こぶし会館A研修室で開催されました。このセミナーは、もともと1研究室を構成する教員数が少ない地方大学で、如何に研究室での学生教育を充実化させるかということ、また研究室生活に慣れ、ゼミに対する学生のマンネリ化を打破することなどを目的に、8年前に始まりました。基本は当研究室とラボ教員の兄弟子の研究室である信州大学農学部の動物行動管理研究室(http://karamatsu.shinshu-u.ac.jp/lab/ethology/)が中心になって企画してますが、開催地によって毎回ゲストスピーカー、ゲストレビュワーを加えて実施してます。今回は、本学農学部の豊田研究室の豊田先生と発表者として佐藤君、さらに当研究室の院生の指導をいただいている農研機構の矢用先生をお呼びして開催いたしました。学生には対外的な発表ということになりますので、いつもの内輪で実施しているゼミとは違った雰囲気のなかで、いかに自分の研究が面白いのかということを他人にもわかるよう解説できる説明能力が求められます。さらに、このセミナーでは、「すべての参加者は、セミナー時間中に必ず1回以上質問をしなければならない。」という約束事を設けており、それぞれのバックグラウンドを知らない他大学の学生同士が様々な切り口で議論しあうことは、これから研究の取りまとめ時期に入る前に、もう一度自身の研究を見つめ直すよい機会となっているのではと考えています。とはいっても、それだけがこのセミナーの目的ではなく、むしろセミナー後の懇親会において、こういう機会じゃないと、なかなか接する機会がない他大学・他研究機関の学生同士が交流し、お互いの状況などを教えあいながら、同じような研究についての悩みや面白さ、はたまた教員の愚痴などを話せるネットワークをつくるという方が、学生にとっては大きな経験として重要な意味をもっているかもしれません。今年は懇親会でも、多くの学生に自身の研究に関してプレゼンテーションする機会を設けましたが、心地よい緊張感の中、既に発表の終わった学生からやじが飛んだり、感嘆の声が広がったりと、なかなかよい盛り上がりを見せていた気がしました。1次会を行った生協食堂から、2次会では、場所を農場に移しましたが、日付が変わるまで楽しく盛り上がりました。複数機関での合同行事となるため、スケジュール調整など大変な面もありますが、研究室の名物行事として、これからも楽しく続けていければと考えてます。

学外の牧場での研究
当研究室では、ウシの飼育管理に関する研究も研究の柱の一つです。そのため、学内の牧場だけではなく、時には学外の牧場で研究・調査を実施することもあります。今年は4年生のK君とともに農研機構の御代田研究拠点にて、ウシの取り扱いやすさに関する調査を実施しています。K君は初めてみる放牧牛。大学の牧場とは異なる環境、初めて会う研究員さんや技術職員さんに少し戸惑っている様子でしたが、何度もシミュレーションしてきたFDの調査、採血も何とかで無事実施でき、調査を終えることができました。さてお世話になった皆さまにいい結果が報告できるように、後半戦は解析頑張りましょう!

前期ゼミ打ち上げ
当研究室では、毎年夏休みを前に、ちょうど配属されたばかりの3年生も交えて前期ゼミの打ち上げBBQを開催してます。ちょうど数年前に、農場の一角にBBQ場ができたこともあって、いつの間にか研究室の恒例行事になりました。今年は農研機構のYさんのところに来ていた東海大学の学生さんも交えて開催。院生や4年生もそれぞれ研究も本格的に始まり、なかなか大変な時期ですが、同じ釜の飯ならぬ同じ網の飯を食べることで、一致団結して夏を乗り切ってもらいたいと思います!私はなんだか子供からうつされた風邪気味ですが・・。皆さん、体調管理には十分注意しましょう。

Open campus
大学では、実施している研究を高校生や一般の方々にわかりやすく紹介する催しとして、年に何回かオープンキャンパスがあります。毎年、老若男女、たくさんの方にご来場いただくため、各研究室ではいろいろな工夫を凝らして、研究の面白さを伝える展示や企画等を準備しています。当研究室は、農学の研究棟とは少し離れた農場地区にあるため、なかなか見つけられず、たどり着けない方もいらっしゃるようなんですが、それでも毎年十数組の方々には訪問いただいていますので気は抜けません!折角紹介するなら、実際に悪戦苦闘している学生の生の声を聞いていただきたいと思い、今年は学生に全面的にお任せしてみました(教員が入試相談業務で貼り付けないという理由もありますが・・・)。ポスターを作ったり、ジオラマを作ったり、楽しみながら準備してくれたようです(このジオラマの使い方も必見です!)。今年度の農学部オープンキャンパスは”7月30日(土)”です。当日はFSセンターの2階201号室で本研究室の研究室公開が行われておりますので、興味のある方は是非お立ち寄りください!

かみね動物園との連携プロジェクト
本学では、かみね動物園との間で、研究と教育に関する連携プロジェクトを一昨年から実施しています。これまでにも個々の先生方が動物園と関わるということはあったものの、それはあくまで個別のこと。課題が終われば、はいそれま~で~よ、という感じだったこともありました。しかし、せっかく動物園と大学が近くにあるのだから、常にお互いが交流しあうような形になれば、一緒にもっといろんなことできるんじゃないかということで、仲間になってくれる先生方を募って、大学と動物園の連携チームを発足しました。現在のところ、我々農学部の他に、教育学部、工学部の先生にも参加いただいてますので、取り組む内容も多種多様。動物に関する研究から、動物園教育、あるいは遺伝資源評価や展示コンテンツに関するものまで、僕一人では思いもよらないような角度から、動物園の楽しさを引き出す課題が次々に出てきてます。地方の小さな総合大学と地方の動物園ではありますが、大きな箱ものなんて作らなくても、お互いに力を合わせて、地域の自然科学文化拠点なんかになったりしたら、面白いんじゃないないかな、なんて考えてる今日この頃です。興味のある方は、本プロジェクトのホームページ(http://dklabo.wix.com/zoorep)をのぞいてみてください。
研究本格始動!?
今年の就職戦線はどうなんでしょうか。4年生、修士課程の2年生は、就職活動と卒業、修了研究を並行して進めなければならず、毎年大変だなぁと感じます。特に4年生は、実質半年くらいの間で就職やら研究をしなければならないわけですから。それでも、この時期になると就職内定が見えてくる学生もちらほらと出てきて、以前から計画してきた、それぞれの研究もやっと始まりつつあるようです。当研究室では、自分の研究を楽しむことを学生に奨励しています。「楽しむ」というのは「楽する」ということではありませんので、「楽しむ」ためには、それなりに知恵を振り絞って考え、頑張って取り組む必要もあるわけですが、何かを学ぶときに面白さ、楽しさというのは非常に重要な要素だと考えています。もちろん、大学で学んだ分野と全然関係ない仕事に就く学生さんも多いですから、頑張らなくたって、何とかなっちゃうこともあるわけですが、一つの物事について、あーでもない、こーでもないと時間をかけて考えること、この無駄とも思える思考への時間使用の合理性は、その後の人生という長いスパンで捉えないとわからないのかなと感じています。いずれにしても、短い期間かもしれないですが、「研究」というものを楽しんで取り組んでもらえればと思っています

研究室の恒例行事
毎年、春大学が始まると5月くらいに1年生対象の農学部オリエンテーションが開催されます。本学は水戸と日立、阿見の3か所に学部が分散していますので、1年次は1年間、水戸キャンパスで教養について学び、2年次から各学部に移動になります。ですので、農学部では入ってきた学生は1年間農学部を知らずに過ごすわけですが、せっかく入学してきたのだから、1年生のうちにも自分が2年次から学ぶこととなる阿見キャンパスの様子を実感してもらおうということで企画されました。その中の一つの催しとして、各研究室での研究の様子などを見学して回る「研究室訪問」というものがあります。実際に4年次になり、研究室に配属されたらどんなことを研究したりするのかという1つのきっかけになってくれればと、毎年室員それぞれが工夫を凝らして紹介ネタを考えてます。当研究室は、農学部研究棟とは少し離れた農場地区にあるので、なかなか1年生も顔を出しづらいということがありましたが、今年は晴天だったこともあり、散歩がてらに訪ねてくれた学生が多かったようです。また、当研究室では毎月1回、農場の子牛の体重測定を実施しています。体重測定は、子牛の発育度合いや健康状態を知るために重要な作業です。日常管理については、基本的に専門の技術職員さんが実施していますが、農場の牛は研究で使わせてもらうことも多いことから、農場唯一の動物系研究室として、毎月体重測定のお手伝いをしています。2~3カ月齢の子牛なら、まだ良いのですが、離乳間近の4か月齢になると子牛でも100キロを越え、なかなか一人でコントロールするのは大変になりますので、みんなで協力して作業しています。

かみね動物園打ち合わせ
今日はあいにくの天気でしたが、今年度の共同研究の打ち合わせに、日立市かみね動物園に行ってまいりました。本動物園とは昨年度から、教育学部や工学部、それから農学部の先生の協力も得ながら大学全体での連携活動(茨城大学-かみね動物園研究教育連携プロジェクト…近日中にHP公開予定です)を実施しております。今年度実施予定の計画なども無事相談させていただくことができ、また、面白いことができそうな予感がしております。今年も飼育下での動物たちの新たな表情や側面をいろいろな方に伝えられるように、飼育員さんたちと一緒になって頑張っていきたいなと思いました。
研究室HPを開設しました!
これまで、研究室の情報を教えてほしいとの問い合わせがあった時に、ホームページ作ってれば、そちらでも見ていただくことができるだろうなぁと漠然と考えていたのですが、何分ものぐさなもので、更新作業等も考えると大変だろうなと先延ばしにしておりました。 ただ、いろいろな方とお仕事をさせていただく機会が増えてきているなかで、きちんと記録を残し、情報発信して行く必要もあるだろうということで、一念発起して作製してみました。せっかく作ったので、これから、少しづつになるかと思いますが、ホームページでも研究室の様子など発信していければいいなと考えております。
