動物の飼育管理は食糧問題や環境問題,貧困や健康の問題など,私達人間の生活に関わる様々な問題と関係しています。そのため,動物の飼育環境や動物自身のQOL(生活の質)の向上を図ることは、共に生きる私達人間のQOLの向上につながる重要な要素といえます。当研究室では,動物行動学・動物管理学の観点から,そのような動物の飼育管理上の問題の解決やQOLの向上につながるアニマルウェルフェア研究に取り組んでいます。
当研究室では,動物をひたすら観察することにより、これまで見えてこなかった新たな動物の能力の発見やそ行動反応の適応的意義を見出すことを目的としています。そのため毎年学生には自分の研究対象動物を人一倍観察すること課しています。地味で時間浪費的に感じるかもしれませんが、その経験は間違いなく自分だけのもので、新たな気づきをもたらすはずです。自由な学生という時期を、研究を通じて「動物とは何か」、「人間とは何か」と、じっくり考えられる時間にしてもらえればと思います。
茨城大学准教授 小針 大助

